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公務災害防止

公務災害発生状況

1 公務による負傷者等の人数の推移

消防活動に従事したことにより公務による負傷等を受けた全国の消防団員は、最近10年間を見ると、1,200~1,400人台で推移し、平均で1,300人を超える(図1)。特に、演習訓練時の事故は高い割合を占めている(図2)。

図1 公務による負傷者等の人数の推移

   

   備考1  負傷者等の人数は、当該年度中に発生し翌年度末(平成27年度は平成29年1月末)までに損害補償費等
       
(療養補償や休業補償等)を支払った人数で、( )書は各年度の死亡者数を内数で示したものである。
   備考2  団員数は、各年度とも4月1日現在の実員数である。ただし、消防基金と消防団員等公務災害補償責任共済
        契約を締結していない市町村の消防団員数は含んでいない。

図2 活動態様別発生人数の推移(平成23~27年度)

  備考 「その他」はスポーツ行事、特別警戒、風水害等の災害等である。  

2 活動態様別公務災害発生状況

平成27年度の公務災害の発生状況を活動態様別に見ると、「演習訓練」(63.6%)が最も多く、次いで「消火活動」(17.2%)となっており、これらで全体の8割以上を占める。 (図3)

図3 活動態様別発生状況(平成27年度)

3 ポンプ操法訓練に多発する下肢のけが

平成27年度の公務災害の発生状況を活動態様別に見ると、演習訓練時の公務災害は6割を超えており(図3)、うちポンプ操法訓練による負傷は8割を超える(図4)。
訓練中の下肢のけがが多発しており、主な事例には、次のようなものがある。

・「小型ポンプ操法訓練中、ホースを担ぎ全力疾走していた際、大腿裏に激痛を感じ転倒」
・「操法訓練中、ホースを落とし、ホースの金具が右足に当たり負傷」
・「ポンプ操法の練習中、ポンプ車後方に配置してあるホースをとるためポンプ車から下車し、向きを変えて
 走り出したところ、右足首をひねり痛みが走った」
・「消防操法大会訓練中、筒先と第3ホースを担ぎ火点に向け駆け足で発進しようとした際、右足のアキレス
 腱のパチンという音がした後、痛みを感じて歩行不能状態となった」

図4 演習訓練中の公務災害発生内訳(平成27年度)

4 活動態様別・死亡原因別公務災害発生状況

最近5か年間に公務災害により死亡した消防団員は、10 人を数える。
全体の活動を通して高い比率を占めるのは、「循環器系疾患(脳血管疾患・虚血性心疾患)による死亡事案である。

表1 活動態様別・死亡原因別の公務災害発生状況(平成23 ~ 27年度)

   備考1  死亡者数は、平成23年度から27年度までに公務災害により死亡した事案である (平成29年1月末までに

      認定したもの)    

   備考2  活動態様の「その他」には「特別警戒」などが含まれる。  

5 最近の主な公務災害事例

基金が平成25年度から27年度に取り扱った公務災害事例のうち、重傷に至った重大事例を掲げる。

<参考>平成25~27年度に発生した重大事例

1事故発生年月傷病名下顎裂創、外傷性くも膜下出血(療養)
平成25年6月 [事故概要]
消火作業中に消防ホースが暴れ、筒先が下顎に当たり転倒し、地面で頭を強打したため、救急搬送された。
性別 年齢 階級
50代 部長
2事故発生年月傷病名急性硬膜下血腫、頭蓋内開放創など(療養)
平成26年12月 [事故概要]
年末夜警に出る準備中、雪道で足を滑らせ後方に転倒し、頭部を受傷した。
性別 年齢 階級
50代 団員
3事故発生年月傷病名急性硬膜下血腫など(療養)
平成27年5月 [事故概要]
訓練に出動途中、車から降りようとしてバランスを崩して転倒し、頭部を強打した。
性別 年齢 階級
60代 団員

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